たぶん今から書くことはとても情けない事だ。
そしてこれからもバリバリやって行く前向きな人には全く関係のない話だ。
私の人生の中で、大抵の事はそこそこ叶ってきたが、これだけは至難の業だった。
それはプロの小説家になること。コンテストや投稿で賞をもらうこと。
でもそれはそろそろ限界を感じてきた。
そもそも小説を書くこと自体が無謀だなというところから始まってるから、仕方ない。
生まれて初めて小説を書き始めた頃、今から20年くらい前の事だ。
書き上げて自信満々に友達に読んでもらったら、内容の感想よりも誤字脱字だらけなのを訂正されて返ってきたというどん尻な経緯の持ち主だった。
それを思ったら作品を完成させかつコンテストや投稿に出せるくらいになれたことがそもそも奇跡なんだろうなぁとか思う。
でも最初は激烈長編になってしまって;
(現在の100回は直したんじゃないだろうかと思える作品『月灯りの絆』)
その後でやっと10万文字程度の小説として完成させることができるようになってきて。
BLっぽくなってきたのは『らせんの恋人ゲーム』から。
この作品がコンテストで中間まで行けて、でも落選したショックでしばらく立ち直れなくて
でもまた立ち直って完成させたのが『君の想いを聞かせて』
でもコンテストで落ちた。
さらに『本当は誰よりもお前を抱きたい』(今思うとこれも書き直したいけど電子書籍で出してしまった)
これもコンテストで落ちた。
『腐男子だって恋をする』←この辺りであ、BLっぽさ出てるな。と思いつつ
これもコンテストで落ちた。
『血と降格と抗えないつがい』が今回BRで出して落ちた作品です;
ブラッシュアップしまくったのですが、うーん確かに腐男子の方がBLっぽいというかうーん。
どちらかというとバトル展開に傾いた感じがするかな。
でもBRだったらそういうのもありかなと思ったけど違ってたのかな……。
まぁ今回の作風はBRとは違ったんだろうなと思う事にした。
やっぱりLOVE要素が強い方が最終的にいいのかな??
何が良くて何がいい物なのかもはや全くわからなくなってしまった……。
今私は砂漠の真ん中にいてどれが正解なのか砂漠の中の宝石の粒を探しているようだ。全く正解がわからない。
わからないまま書いたら良くないな。
ブレてしまう。
そしてメンタルがそろそろやばい。
たった数作でなんでメンタルヤバいんだ、この根性なし、自分なんてもう50作は落ちてるわ!!
と思われても仕方ない。
実はBLだけじゃなくて他の作品も数作落ちている経緯があることを付け加えておきます。
その通りなんです、この辺りで自分すげぇ非常に豆腐メンタルだと気づきます。
でも書くことは続けたいしどうするか。
しつこかったけど、コンテストというものはもう潮時なのか。
しつこいのがある意味長所だったのですけど、そのしつこいさんも最近萎えてる。
今心の整理をしているのですよ。(勝手にすれば?という声が聞こえる、怖いよ……怖い……。)
今、夕霧文庫さん用に見直している長編小説『月灯りの絆君と永遠に』は長くて思い通りにならないのが欠点ではあるんですが、割と上手く書けてる気がする……。そりゃ凄い直したからなのかな;
いや、当初の情熱があったからなのか。
今私の心の奥底にあるのは
『この気持ちのような気持ちで小説を書きたい』
今私の一番の願いはそこかな?
そりゃ量産できれば鍛えられるし、きっと上達もできると思うんですけど
ジムみたいにガンガンいけるかというともう心がガス欠を起こしている。
回りで爆走している人を見たり、アゲアゲな人を見てると良い影響どころかどんどん苦しくなってくる。
自分の小説をそれこそ筋を一本通してこう書きたいんだ……。
とブレずに誰かに届けたい。
その環境を整えるために最善なことはなんなのだろうか。
私の心を守りながら書きたい……。
書き続けるにはどう環境を作ればいいのか……。
私はプロの作家になろうとするにはメンタルが弱すぎる。
驚くほど貧弱だ。強い人が羨ましいし、眩しいけど、自分にはもう厳しい。
やればやるほど、重ねて行くほど潰れて行くのがわかる。
さて……。
これからどうしようか……。
でもそのプロ作家になろうという意識と
書くこととは切り離せてきてる。書くことそのものは好きだからだ。
それは捨てなくて良かったかも。何かを創造して絵も描く、字も書く。
結局それだけが残った。
とにかくまた何か作ろう。その先をどうするかは完成してから決める。
完成したものが駄作であろうとなんであろうともうそれは構わない。
自分を鍛えるとか、厳しくするとか、ほんとダメになる。
それをすると創造することが苦しくなって作品が硬くなって、ただただ苦しくて苦しくて、辛いだけでがんじがらめになって何もできなくなる。
全然自分が成長した気持ちになれない……。
それならもう厳しくするのを止めよう。
何も目指さないのがいい。
少し自由な気持ちに戻りたい。
何もいらないから書いていて楽しい感覚に戻りたい。
あの頃の感覚に戻りたい。
じゃないともう一歩も動けない。