この小説の主人公は二人いるのですが、一人は瑠璃(るり)さんです。
最初の月灯りの絆はタイトルが違っていました。
帰還〜俺を救って〜というタイトルだったんですよ。
そしてもっと残酷な展開酷い;主人公いじめ的な展開が多くて;正直可哀想でした……。
電子書籍になる前は月でのことも書いていて、月の少年たちが生活しているホームでのこと、家主の親代わりの牙路(がじ)からの酷い扱われ方がそれこそ詳細に描かれてました。何回も犯されてしまっていたのです;
でも凄い長いお話で、それは二巻にも過去のお話として仲間のシンとの話でも過酷さは表現できているので、その部分はカットして短くしました。
瑠璃は月でのことよりも、地球に来てからが大事で、汚れから清楚に変わるのを描きたかったのです。
逆に汚れをしらない守がどんどん汚されていくという二人の主人公が互いに交錯していく感じも書きたかったのです。
瑠璃の場合は他にも色々な人から好かれて気持ちも揺れてしまいます。
連載当初私も揺れてたので@@;
また初めて書いた小説だったので、本当に沢山手を入れて入れて見直して見直して見直して、でもまだ全然で……。
夕霧文庫さまの担当の方からアドバイスをいただいて書き直したりして次第にまとまって行ってる感じです。
瑠璃は彼自体が凄い被害者だと思います(^^;
でも誰よりも幸せにならないといけない存在でもあります。
私も段々と瑠璃が輝いて行くにつれて手出しできない感じになってしまいました。
この作品を書いてから相当な年数が経ってしまいましたし、本当に沢山直して凄く直していった作品だったので、想い入れも深いです。
*このブログを公開した後、『月灯りの絆君と永遠に①』の改訂版が出ました。
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作者:かにゃんまみ
夕霧文庫
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